毎月発行される『きたく子ども劇場』の機関紙≪輪≫から、抜粋して載せていきます。


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事務局日記
機関紙《輪》1月号より

スペード「想像力が萎縮している」・・・。面白い本を見つけた。まだ読み始めたばかりだけれど、面白すぎて紹介したくなりました。鷲田清一『〈想像〉のレッスン』。
 ここにあるものを手がかりにここにないものを想う、この想像するという行為は、「未来」や「希望」を拓き、「祈り」、「思い出」や「咎」あるいは「後悔」「思いやり」を生み出す。〈想像〉する力は人間にとって最も大切な力のちとつでしょう。
 「鉄道や自動車や飛行機が発明されて長距離移動が容易になったぶん、わたしたちの脚力が衰えたように、情報媒体がわたしたちの生活のあらゆる場面を被うようになって、わたしたちは自分で想像しなくてよくなった。」そんな今の世界の閉塞を打ち破るその手がかりになるものとして、アートがあるのかもしれない・・・、と氏は言う。

 遊園地とは、そこで行なわれることがあらかじめわかっている構造物である。これに対し、原っぱでは、そこで行なわれることが空間の中身を作る(青木淳)。そう考えると「劇場」は原っぱの中身を持つ遊園地なのかもしれない。

 きたく子ども劇場が大切にしてきたことは、結果よりも作る過程、うまくまとめることよりも「想像し」「考え」「創造する」こと、やってみること、そして何よりも「面白い」ということ。
 作家の町田康の言葉、「小説である以上は面白くなきゃいけない。面白さとは、現実とは違う遠くへ飛ぶための力。」

 広場であり続けること、アートを見つめること、面白いこと・・・。きたく子ども劇場は「現代に必要な場」をつくり続けたいと思います。「裂け目や断層や傷や孔のまわりで、ひとは夢みたり考えたりする」(ジュベール・ラスコー)。40年を超えて次へ。
-- 事務局日記 - 11:22 - comments(0) - trackbacks(0)
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